
中学受験でプリンターはいつ必要?4機種比較で選ぶA3・スキャン対応モデル
中学受験で家庭用プリンターが必要になる時期と印刷量の目安を解説。A3・ADF・両面スキャンを軸に、現行4機種を公式仕様で比較します。
中学受験を始めると、「家庭用プリンターはもう必要?」「A3対応まで買うべき?」と迷います。塾のプリント量、解き直し、過去問の大きさで、必要な機能は変わります。
まずは2週間だけ、配布物、追加印刷、コピー、スキャンを分けて数えます。コンビニ印刷で困っていなければ、購入を急ぐ必要はありません。
必要になりやすいのは小4から小6、使い方は変わる
小4から小5前半は、宿題やテスト直しのコピーが中心です。オンライン教材を印刷したい、苦手単元を別紙にして繰り返したい家庭では早くから役立ちます。小5後半から小6は過去問演習で印刷が増えやすい時期ですが、開始時期や用紙は塾・志望校で異なります。A3が必要かは、問題・解答用紙の実寸と担当の先生の方針を確認して決めましょう。受験票などは、最新の募集要項を確認し、必要ならコンビニ印刷も併用します。
「週何枚?」は、配布量と家庭で増える分を分けて見る
2025年の中学受験家庭300人調査では、塾から週30枚以上のプリントが配られる家庭は半数超でした(30枚未満30.8%、30〜50枚未満29.4%、51〜100枚18.9%)。調査の詳細も、塾・学年で負荷が変わることを示しています。
この数値は全家庭の標準ではありません。答案のスキャンや解き直しコピーでも、必要な機能は変わります。
買う前にする2週間チェック
次の四つを、2週間だけメモします。
- 塾・学校から受け取った紙の枚数
- 自宅で追加印刷またはコピーした枚数
- スキャンして残したい答案・資料の回数
- A4以外の大きさで必要だった問題・解答用紙
夜に急いで出した、コンビニ往復が負担だった、両面で保管したかった、といった場面も書きます。これが繰り返されるなら検討のサインです。月に数回なら、コンビニと比べましょう。
比較するなら、A3印刷と「スキャンできる大きさ」を分けて見る
A3、ADF、両面スキャンを比べます。A3を印刷できても、A3原稿をスキャン・コピーできるとは限りません。
以下は2026年8月時点のメーカー公式仕様です。価格・在庫・後継機は、購入時に必ず確認してください。
| 機種 | A3の扱い | ADF・両面スキャン | 向く家庭 |
|---|---|---|---|
| ブラザー MFC-J7610CDW | 印刷・コピー・スキャンがA3対応 | A3までの両面同時スキャン、50枚ADF | A3/B4/A4を並行して大量に扱う |
| エプソン PX-M6011F | A3ノビ印刷、A3コピー・スキャン対応 | A3両面読み取り、50枚ADF | A3資料を取り込み、整理も進めたい |
| キヤノン TR9530a | A3印刷対応 | 原稿台はA4、ADFはリーガルまで | A3は時々印刷し、設置性を優先する |
| エプソン PX-M7120F | A3印刷・コピー・スキャン対応 | A3までの両面同時読み取り、50枚ADF | 印刷・スキャンの量が特に多い |
4機種の違いを、受験家庭の使い方で読む
MFC-J7610CDWは、3段トレイ・最大850枚給紙・A3両面同時スキャンが特徴です。A4カラー約30ipm、モノクロ約31ipmで、過去問、配布プリント、答案のデータ化を一台に集めたい家庭向けです。幅576×奥行477×高さ445mm、約27.5kgなので置き場所を先に測ります。
PX-M6011Fは、A3ノビ印刷とA3/B4両面ADFスキャンに対応します。A3原稿をまとめてPDF化したい家庭の比較候補です。厚紙・折り目のある原稿は、機種を問わず原稿台で扱います。
TR9530aはA3を出力できますが、スキャン原稿は原稿台でA4、ADFでリーガルまでです。A3を時々印刷し、A3原稿の取り込みは少ない家庭向けです。約9.7kg・幅468mmで設置しやすい反面、A3をそのままスキャンする運用には向きません。
PX-M7120FはA3両面同時読み取り、A4片面25ipmのスキャン、増設可能な給紙カセットを持つ業務寄りの選択肢です。大量の両面プリントをPDF化する家庭では候補になりますが、設置場所と費用まで含めて検討します。
購入前の結論は「2週間の記録」で決める
週ごとの印刷量が多く、A3/B4/A4を使い分け、両面資料を継続的にスキャンするなら、MFC-J7610CDWやPX-M7120Fのような大容量・同時両面スキャン機が効きます。A3原稿の整理まで必要ならPX-M6011Fも候補です。A3は印刷だけでよく、使用頻度が低いならTR9530aやコンビニ印刷との比較から始めましょう。
過去問を原寸で使う必要がある家庭だけ、A3対応を検討します。問題・解答用紙の実寸、置き場所、2週間の記録を確認して選びましょう。志望校は学校検索で比べ、無理なく続く受験生活を整えることが大切です。
関連コラム
一覧を見る
中学受験の基礎 · 2026年9月8日
合不合・NN・SSって何?中学受験の塾用語・略語をまとめて解説
合不合、NN、SS、SO、育テ、基礎トレ、R4など、中学受験で飛び交う略語を塾別・場面別に整理。同じ言葉が別の意味になる注意点も解説します。

学校選び · 2026年8月30日
中学受験の通学時間は出願資格?女子学院・雙葉・桜蔭・筑駒で見る確認点
女子学院・雙葉などの通学時間条件を2027年度の公式募集要項で確認。90分以内、望ましい基準、通学区域の違いと確かめ方を解説します。

学校選び · 2026年8月27日
私立中学の通学時間、何分まで?東京都の調査から考える6年間の通い方
私立中学の通学時間は何分までが目安なのか。東京都の調査で示された「許容時間」を手がかりに、実際の経路と6年間の生活から考える方法を解説します。
条件から志望校を比較する
読んだ内容を手がかりに、条件に合う学校を一覧で比べてみましょう。
